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【BFC】「世界の子供たちの教育について伝える」 ~学習危機への対応編 その②~


先週に引き続き

こんにちは~


K8せいやです。



前回に引き続き

Addressing the learning crisis』のレポートを通して、

”世界の子供たちの学習危機”について発信していきたいと思います。


学習危機



前回の①では、教育の現状や資金援助の現状について述べました!
(まだの方こちらをご覧ください)


その最後に「そんな現状が分かったうえで、では最も貧しい子どもたちへの教育のための配分を政府はどのくらいどのようにすべきでしょうか?」と言いましたが皆さまはどのくらいだと思いますか?



今日はそちらから伝えていきます!!



〈教育資源の分配編〉


さきほどの、どれだけの資金を教育に配分するかという問題




答えは「最低でも政府の教育支出の20%は、最貧層や最も弱い立場にある子どもたちへの支援に充てられなければならない」です!





その証拠として、ユニセフはユニセフは、低・中所得国23カ国と高所得国19カ国を含む42カ国(2010年~2017年)のデータから、最貧困世帯の子どもたちが、政府の教育支出からどの程度の恩恵を受けているかを調査しています。(※1)




それを表したものがデータ①です。が「教育資源の中で貧しい子供たちに教育資源が使われた割合」、色が「裕福な子供に使われた割合」です




【データ①:公的教育資源のうち最貧困世帯の子どもに使われる割合】
かっこく割合



なんと、最貧困層の5分の1の世帯の子どもたちが公的教育支出の10%以下しか得られていません。また、ギニアと中央アフリカ共和国の貧しい子どもたちは、公的教育費の5%8%しか恩恵を受けていなことが明らかです。



それに加え、高中所得国や高所得国でも、公的教育支出のうち最貧困層の子どもたちに分配される割合は15〜20%の間の水準に少し驚きました



そうした、最貧困層に向けてユニセフはまずは、そうした高中所得国の水準(20%)に引き上げる必要性を示唆しています。





〈教育資源の分配がなぜされないのか編〉


ではなぜ、こうした教育支出の享受を受けることができないのでしょうか

その理由について2つあるとされています


①そもそも学校に通えない可能性が高く、通えたとしてもすぐに退学してしまうため、教育資源を直接得ることができない。
②最貧層の子どもたちは、一般的にサービスが行き届いていない遠隔地や農村部に住んでいる傾向があるため


です。


こうした学習サイクルのごく初期の段階で不利な立場にある子どもたちは、学年が上がるにつれ、ますます困難に直面します。




また、データ②は、公平な教育支出と初等教育修了率の強い関係を表しています。この結果から、初等教育のいずれにおいて、資源配分の公平性が高い国の方が、低い国よりも終了率が高いことが分かります。




【データ②:公平な教育支出と初等教育修了率の関係】

スクリーンショット (154)




だからこそ、公共資源を効率的に配分するだけでなく、最も弱い立場にあり疎外されている子どもたちの入学を可能にするような公平な配分の実現こそが喫緊の課題といえるでしょう







〈政策編〉


こうした現状を踏まえてユニセフは国内の教育資金調達について、①投資②公平性③効率性の3つの側面から取り組む必要があると示唆しています。




①投資:公的資金の最貧層子どもたちへの集中化

ユニセフは、制約のある財政状況の中で効率的かつ 公平な支出を決定するために、国内の教育資金における「進歩的普遍主義」の原則を推進しています。

このアプローチでは、公的資金の配分において、最初は最貧困世帯の子どもたちが最も多い低レベルの教育に優先的に割り当てます。その後、最貧困層や最も弱い立場にある子どもたちに引き続き焦点を当てながら、低レベルでの教育の普及率が普遍的に近くなった時点で、高レベルへの割り当てを徐々に増やしていきます。




②公平性:グローバル・レベルでの取り組み

グローバル・レベルで取り組まなければ、SDGsに掲げられている、「目標4:すべての人に、包括的で公平な質の高い教育を」を実現することはできません。

学習の危機を解決するには、様々なセクターや社会を超えた協調的な行動と新しいパートナーシップをもとに一人も取り残さない取り組みが必要です


③効率化:各国政府の率先した行動

公平性向上のための政策を推進することは、特に資源が限られている中では難しいことではあるが、国(政府の)オーナーシップが不可欠です。その点においてユニセフは貧困削減のための公的資金調達に向けた予算プロセスの強化(明確な行動計画とロードマップの策定を含む)をサポートするとしています







以上が『Addressing the learning crisis』に書かれていたことです。



やはり、教育という問題は、教育投資の割合、家庭の所得、学校までの距離、教育の質、先生のレベルなど様々な要因がつながっていることがこのレポートを読んで感じました。



BFCとして自分たちができることは、その恩恵をうけることが出来ない子供たちに絵本や教科書を通して幅広い知識や考え方を身に着けてもらうことです。そのために、より一層教科書づくりに精進しようとおもいます!



以上、K8せいやでした!
ここまで読んでいただきありがとうございました







出典:UNICEF(2020) 『Addressing the learning crisis ~An urgent need to better finance education for the poorest children~』

※1:公的資金のうち、最貧困層(下位20%)の世帯の子どもたちに支給されるものと、最富裕層(上位20%)の世帯の子どもたちに支給されるものとの割合で測られています。




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