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【外国人班】日本に住む外国人の子どもたち

ども、新しい新居で頂いた旅行用シャンプーを詰め替え終えたヒビキです。

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さて、今回は外国人労働者の方が抱えている問題ではなく、彼らの子ども達が抱えている問題についてご紹介できたらと思います。

一年前のデータにはなりますが、2020年3月に文部科学省が発表した「外国人の子どもの就学状況等調査結果(確定値)」によると外国人の子ども1万9471人が不就学の可能性があるそうです。

そもそも日本に在住している外国人の子どもの人数は小学生相当が8万7,033人、中学生相当は3万6,797人の合計12万3,830人もいらっしゃるそうです。学齢相当の外国人の子どもの就学状況の把握状況をみると、9万6,370人が「義務教育所学校」、5,023人が「外国人学校等」に就学しておられるそうです。

しかし、その一方で1万9471人の内訳は630人が「不就学」3,017人が「出国・転居(予定を含む)」8,658人が「就学状況確認できず」で「不就学」「就学状況確認できず」の人数に、住民基本台帳上との差1万183人を足し合わせたものになります。


こういった状況にも関わらず、就学状況が不明または不就学の外国人の子どもに対する就学状況把握および就学促進の地方公共団体の取組状況について、「特に実施していない」が65.4%。なんらかの取組みを行っている地方公共団体にその内容を尋ねると、「就学案内の継続送付」が12.3%、「電話による個別確認や就学勧奨」が16.5%、「訪問による個別確認や就学勧奨」が17.1%、「その他の取組み」が3.8%でした。教育委員会における「外国人の子どもの教育」に関する規定の状況は、教育委員会の92.3%が「明示していない」と回答。地方公共団体の規則等における外国人の子どもに係る就学案内や就学に関する手続き等に関する規定の状況は、「規定してない」が96.3%とまだまだ制度の設計が不十分であることが明らかになった。

今まで外国人労働者の方の問題にしか目が向いていなかった自分にとって、こういった問題はとても興味深かったと同時に外国人人材が抱える問題の難しく複雑な部分を垣間見たように思いました。
今月読んだ書籍もそういった内容だったのでご興味ある方はチラッと見てみてください。
参照:
https://resemom.jp/article/2020/03/30/55564.html
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1418054_00001.htm
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/1421568_00001.htm


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Kurita Seminar

Author:Kurita Seminar
関西学院大学栗田ゼミです。私たちの栗田ゼミの活動は、国内から海外まで幅広く行っています。海外では、アフリカへの貧困調査のためマダガスカル・セネガルに渡航したり、国内では、農業・観光・教育・中小企業などの社会問題に対しての活動を行っています。ゼミ生の日常もたくさん載せていくので是非ご覧ください!

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