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【甘尼】尼藷を用いて尼の雫を作る作業の見学に行ってきました!

みなさん、こんにちは!

そろそろ冬ですね!

徐々に朝暖かい布団から抜け出せなくなってきましたね。

甘尼メンバーで、春号取材担当のなおとです!

 

今日は8月にお伺いさせていただいていた八木酒造様に再び訪問してきました!

今回は、尼藷が収穫されてきたということで、実際に酒蔵の中に入らせていただいて作業を見学させてもらいました。

 

前回一緒に伺った2人が行けないということで、今回は助っ人でK9のさえに来てもらいました!

甘尼初参戦です!

焼酎は結構好きだそうですが、芋焼酎はまだあんまりとのことなので、今回をきっかけに芋焼酎にも挑戦していくそうです。

あと、お酒のいい匂いがして幸せだったそうです。笑

 

 

さて、本日お見せしていただいた作業は、芋洗い、芋の腐った部分の除去、芋の蒸し、その後の冷却して破砕、そして芋を麹や酵母に漬ける作業です。

 

初めの作業の様子がこちら!!

 S__31195145.jpg

ほとんど手作業で、特に芋を洗うのはとても地道な作業で、34時間以上座ってやられていました。

本当に芋や焼酎に対する想いがすごく伝わってきました。

 

次に見学させていただいたのが、芋を蒸す作業

大きなドラム缶のようなものに芋を入れて、蓋をしたら蒸気を管からどんどん入れていきます!

蒸気が上がった様子はすごく迫力がありました。

その様子はがこちら!

尼藷 芋を蒸す工程_201031

 

すごい煙です!!

その高さは横の酒蔵以上!!

ちなみに、匂いはサツマイモご飯の炊きあがるような良い匂いで、空腹を誘われましたね笑

 

お次は、蒸した芋の冷却、破砕作業です!

これはこの機械で行われます。

S__31195148.jpg

いやー、でかい!!

ちなみに上らせていただきました笑


そして破砕した後がこれ!

S__31195149.jpg

 

これに関しても会長さんのご厚意で一つまみ試食させていただきました。

あんまり甘くないんですが(これは尼藷があまり糖分が多い芋ではないため)、風味が豊かで、さえ曰く、甘くない栗きんとんのような食感だそうです。

 

ここで一つ豆知識です!

この状態になっても豊かなにおいや風味を感じるのは、芋の皮を取らないで、破砕しているからだそうです。

 


最後の作業に移ります!

それが、先ほどの芋を麹や酵母のいる缶の中に入れていく作業です!

 

それがこちら!

S__31195150.jpg

重さ30キロほどあるものをどんどん缶の中に投入していきます!

その時の音や液体の跳ね返りは凄まじいものでした。

そして、その後全体に均等に行き渡るように櫂で混ぜていきます!

 

これが今日拝見させていただいた作業のすべてです!

 

最後の作業では、芋が麹や酵母の栄養分となり、彼らの活動が活発になるんだそうです。

しかし、これは入れるだけでいいというわけではなく、温度調整が重要なんだそうで、高すぎると、麹類の活動が持続しない、逆に低すぎると、麹類が死んでしまう。


このように繊細な作業をしないと、おいしい芋焼酎はできないのだなと思うと、芋焼酎11つに奇跡を感じてしまいます。


毎年、毎回のように麹や酵母の状態、外部の環境、材料の質、すべてが異なっているため、全く同じ味を再現するのが不可能だからです。

そして、それを全く人間が作為的には行えず、ただ麹や酵母といった菌類の活動を見守るしかないという部分が私は焼酎を作る上でのやりがいであり、素晴らしさなのかなと思います。

 

この後も芋焼酎になるために、彼らは発酵され、蒸留といった工程を踏んで、製品へとなっていきます。

そのようなことを考えると、消費者として飲むときの感じ方が変化し、最高のひと時を味わえるのではないでしょうか?


本当に濃い貴重な体験ができた1日でした。 

そして、本日とてもお忙しい中、対応をしてくださいました八木酒造様の専務初め、社員の方々、本当にありがとうございました。


それではこの辺で~

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プロフィール

Kurita Seminar

Author:Kurita Seminar
関西学院大学栗田ゼミです。私たちの栗田ゼミの活動は、国内から海外まで幅広く行っています。海外では、アフリカへの貧困調査のためマダガスカル・セネガルに渡航したり、国内では、農業・観光・教育・中小企業などの社会問題に対しての活動を行っています。ゼミ生の日常もたくさん載せていくので是非ご覧ください!

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