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【外国人班】第二回KJFの報告

こんにちは!
学生のみなさま、定期試験いかがでしたでしょうか?
試験期間中、人と話さなさ過ぎて声が出なくなったK6の魚谷です!
最近は人と話すときは筆談でコミュニケーションを取っています!!(なんでやねん!!)

三回生はいよいよ就活本番ですね!
無職で超ショック!なんてことがないように頑張りましょう(やかましわ!!)



就活不安ですね



さて、今回は先日開催しました第二回KANSAI Job Fair for International Students(以下KFJ)について報告させていただきます!

KJFとは日本で就職することを考えている留学生向けのセミナーです。
留学生の方が企業や日本人学生との交流、相談を通して、世界と違う日本の特殊な就職について理解してもらうことを目標としています!
また、大企業志向であることの多い留学生に中小企業の魅力についてわかってもらうことも大きな目標の一つです!
全三回の開催を予定しており、今回はその二回目になります!

第一回に引き続き、第二回も兵庫県中小企業家同友会さんや大学コンソーシアムひょうご神戸さん、
その他多数の大学、専門学校、外国語学校さんに協力していただきました。ありがとうございます(^∇^)

また、留学生の就職支援を行っているエバオン株式会社の谷口さんや、京都府国際センターの谷川さん、
大阪女学院大学留学生支援室の鈴木さんがこのイベントに興味を持って見学に来られていました!!
少しずつですが、私たちの活動の輪が大きくなってきているのを感じられてうれしいです!!


2018年12月4日に開催した第一回KJFは、留学生と日本人学生の交流を主軸に置いたプログラムでした。
今回のプログラムの主軸は日本で実際に就活し、今働いている外国人の先輩方から色々教わることです!!
そのために、株式会社ATM様とワタキ自動車株式会社様からそれぞれ一人ずつ、今まさに日本で働いている外国人従業員の方にお越しいただき、実際に日本で就職し働いて感じた生の声を聞かせていただきました。

今回、僕は司会やプログラム中のパネルディスカッションのファシリテーターを務めさせてもらいました!!
今日はその立場から感じたこととかをいっぱい報告しますよ(^-^)/

今回のセミナーも13時より梅田キャンパスにて始まりました。

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まずは、アイスブレイク!
前回は雰囲気が堅かったという反省点が出たので、留学生と日本人でペアを作ってもらい、お互いのことをみんなに紹介する他己紹介をしてもらいました!
意外な共通点が見つかったペアもあって、とても和やかな雰囲気になりましたよ!
それにしても、今回は特に日本語が堪能な留学生の皆さんが集まっていましたね 大びっくりでした!(°_°)

次は、株式会社ATMで働いているベトナム出身のティエンさんから、日本で働いて感じたことやエピソードを発表していただきました!
ティエンさんは金型の設計などを担当しているそうです。
古い家で不便な思いをしているお母さんに新しい家をあげるために日本へ来ることを決意したティエンさん。
慣れない日本の環境の中でへとへとになるまで働いて、誰もいない部屋に帰る毎日。
そんな孤独でしんどい思いをしながらも、家族のために頑張ったそう。
そうした日々を乗り越えて、少しずつ日本での生活にも慣れていったそうです。
行きつけの喫茶店で、日本のお母さん と呼べる人ができた話も発表にありました。
ご高齢にもかかわらず、英語やトルコ語を新しく勉強し始めたとてもチャレンジングな人で、
そんなお母さんを見て、ティエンさんも負けじと頑張ろうと思えたそう。いい関係だなぁ~
日本で自転車を盗られたことがきっかけで徒歩で通勤するようになり、
一日働いても疲れない体になったので、今ではその泥棒に感謝しているという話には思わず会場から笑い声が(*^^*)
最後には積極的、前向きに考えること、詳しく目標を作ること、そして家族を大切にすることをメッセージとして伝えていただきました。
最後のメッセージでもおっしゃっていましたが、本当にポジティブに考えることを大切にしている素晴らしい方でした。
また、家族思いであることも大変印象に残りました。

日本に住んでいる外国人のために何かできることはないか?とこの一年間色々やってきましたが、
考えてみると日本で働いている人のこうした生の声を聞く機会って初めてだったかもしれません。
ほーんと貴重な時間でした!


次の時間からはワタキ自動車株式会社さんのタン・テイさんにも加わっていただき、パネルディスカッションに入りました!
タン・テイさんはミャンマーから来た方で、国際事業部という部署で中古車の海外輸出に関する業務を担当しておられるそうです!

パネルディスカッションは、事前にこちらから送らせていただき、考えていただいていた質問の回答を基に進行しました!
全部で15問の質問に答えていただいたのですが、ここではその中でも特に印象に残った質問の回答について書いていきたいと思います!

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まずは、就活をいつ、どのように始めたのかという質問。
タン・テイさんは日本の大学在籍時の四回生の時から大学の就職支援センターの助けを借りつつ始めたそう。
それに対して、ティエンさんは日本での留学経験がないため、ベトナムで日本語を学びながら日本への派遣会社などから就職先を探していたそうです。
当然、立場が違えば就活の方法も大きく変わってくるんですね!

次は就活で苦労したことについて。
どちらの口からも履歴書や言語の問題といった言葉が聞かれました。
またマナーなど、日本独特のものについても最初は混乱されたそう。
ティエンさんは、就職後はなかなか時間を取ることができないので早い段階から日本語を勉強しておいた方が良いとおっしゃっていましたね。
タン・テイさんは日本語の勉強のためには飲み会などに積極的に行って、日本人とコミュニケーションを取ることが大事とおっしゃっていました
中でも、一番手っ取り早いのは日本人の彼女を作ることという一言には会場が爆笑!!
一本取られましたね

お次は今の企業に就職した決め手について。
ティエンさんは大学で金型について学んでいたそうで、その能力を活かせる今の企業に就職したとのこと。
タン・テイさんは就活当時が日本からミャンマーに中古車を輸出するブームであったことから、
その中古車輸出に関わりたい!と思って今の企業に行かれたそうです!
お二人とも、成り行きで今の企業にたどり着いたわけではなく、きちんと自分の意思で就職先を選んでいるところが印象的でした!!

お次は母国の企業ではなく日本の企業を選んでよかったこと、また中小企業を選んでよかったことについてお聞きしました。
どちらも優しい先輩に恵まれたこととおしゃっていました。
また、タン・テイさんは中小企業で社員の人数がそこまで多くないからこそ、教育が行き届いていて、
家族みたいな雰囲気の中で働くことができるのがありがたいとおっしゃっていました!

確かに、初めは何かとサポートが必要になることが多くなる外国人従業員だからこそ、
中小企業の社員同士の距離が近いという強みがよりプラスに働くんですね!!
中小企業と外国人留学生のマッチングがこの先、より必要になってくるに違いないと思わされた瞬間でした!

最後に現在、日本で就活を考えている留学生へのメッセージをいただきました。
ティエンさんは先ほどの発表でもおっしゃっていたように、積極的にポジティブに考えることの大切さを説いておられました。
タン・テイさんは交流を強めることが大事であるとおっしゃっていて、暇な時にはボランティア活動などに参加して、
色々な人との交流を深めるべきだと説いていただきました!
私たちがこうしたイベントを開いている目的の一つが日本人と留学生の交流を深めることなので、
私たちとも大変共通している考え方でしたね!!

そんなこんなで1時間ほどのパネルディスカッションが終了!
いや~、本当に緊張しましたが、なんとか参加者のお二人のおかげで形にはなったと思います!
もっと深堀りしたらよかったなぁと思うような話題も今考えると何個かあるのですが、
それはまた次回以降への反省点としたいと思います!

ファシリテーターをやっていて感じたことはお二人とも能動的だということ、
そして自分の軸があってその軸を曲げずにがんばっておられる方たちだなという印象を受けました!!
だからこそ、自分の描いていた未来を実現させているのだなぁと思います
日本人の僕にとっても、就活生として学ばせていただくことの多い場でした!!
ティエンさんとタン・テイさん、本当にありがとうございました!!

この後は10分ほどの休憩をはさんで、座談会に移りました。

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皆さん、大変盛り上がっていましたよ!!
立場も国籍もごちゃごちゃになって話に熱中している皆さんの姿を見ていると少し不思議な気持ちにさせられると同時に、
いいなぁとも思わされました。
僕は席を外していたのですが、後で聞いたところによると、参加してくれた留学生の方も貴重な話が聞けて楽しかったと言ってくれていたみたいです!!

あっという間に定刻となり、第二回KJFもなんとか無事終了。
参加、協力してくださった皆さん本当にありがとうございました!!
第三回もこの調子でがんばるぞぅ!と言いたいところですが、今回で露見した課題もちらほら。
一番はやはり、集客の問題。
事前登録者は8人ほどだったはずなのに、当日の参加者はわずかに3人。
当然、同友会の方からも少し不安の声が聞かれました。
ここまでバックアップしていただいていて次もこれくらいの人数しか集まらなければ、失礼というよりほかありません。
集客に関しては少し方向転換を余儀なくされました。

そんな中、直後の反省会では栗田先生から「まず、自分たちが外国人留学生と交流してつながりを持たないと。
その子たちとサシ飲みできるくらいの関係になって来てもらえればいい。」というお言葉をいただきました。

次回の招集人数の最低ラインは20人。
背水の陣に立たされた我々外国人班は、「外国人のお友達を5人作ること」を全員の当面の目標として
留学生の集まるイベントに参加したりして頑張っております!
どうぞ応援よろしくお願いします!(日本で就職考えてる留学生の友達がいたら紹介してね)

次回のKJFが大成功に終わることを願って、今回はこの辺で

試験が終わり、バイトもやめて毎日が日曜日。魚谷がお送りしました!

バイビー

enoryou
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Kurita Seminar

Author:Kurita Seminar
関西学院大学栗田ゼミです。私たちの栗田ゼミの活動は、国内から海外まで幅広く行っています。海外では、アフリカへの貧困調査のためマダガスカル・セネガルに渡航したり、国内では、農業・観光・教育・中小企業などの社会問題に対しての活動を行っています。ゼミ生の日常もたくさん載せていくので是非ご覧ください!

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