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【障がい者介護】ひまわり特別支援学校学習発表会

こんにちは!障がい者介護班です。

11/23(金・祝)に三田市立ひまわり特別支援学校にて行われた学習発表会に行ってきました!

ひまわり特別支援学校は、重度の肢体不自由の障がいを抱える小学生から高校生までの14人の子どもたちが通っており、身体の動き等の自立活動を基盤とした教育を行っています。この日は、その学習の成果を発表する会でした。今回のテーマは「Enjoy~自分の色で輝こう~」でした。

まずはじめに訪れた展示ブースでは、染物や版画、モーターを使った工作などを見ることができました。また作品を作っている様子の写真も展示してあり、楽しそうな情景が目に浮かびました。手や指が思うように動かせなかったり、力が入りにくい生徒たちもいますが、そんなことを感じさせない、楽しく、そして工夫の施された作品ばかりでした!

発表会は、小学部のいきいき学級とはばたき学級、中学部、高等部の3部編成で行われました。
オープニングでは生徒会長の開会の挨拶に始まり、全校生徒14人による楽器の演奏がありました。「バンジーチャイム」という、音階に合わせて切った真鍮のパイプを落として演奏する楽器で、一人ずつが順番に落としてくことでメロディーを生んでいくというものです。途中、自分の番が回ってきてもパイプを落とさない子がいることもありましたが、思わず「がんばれ!」と言いたくなるくらい、いつの間にか聴き手の私たちもその演奏を成功させたいと願っていました。

それぞれの学年の発表では、これまで練習してきた1人1人の頑張りを実際に見ることができたり、日頃の頑張りをスライドを通して知ることもできました。普段車いすで生活している生徒が補助器具を使って一歩一歩足を踏み出したり、会場での挑戦が成功したときには言葉に表せない感動があって、1人1人が本当に毎日精一杯力強く生きているんだと、そしてこれが「生きる力」なんだと感じました。これから社会に出ていく子どもたちにとって、自分の力でできることを増やしていくのはとても大切なことで、この学校はそれを職員全員で支えているんだと思いました。今回の発表会を通して、生徒たちの頑張りを知ると同時に、改めて教職員の方々の工夫や賢明さを知ることもできました。支えつつも、生徒たちが何かを成し遂げることを決して手を加えることなく、彼ら自身の力で達成させようとする姿は福祉の中でも、この教育の場に立つことの意味を考えさせられるものでした。
最後に校長先生から「今回見てもらったの生徒たちの頑張りを、どうか発信してください」というお話があり、私たち自身も今目にした14人の生徒たちの力強さを、たくさんの人たちに知ってもらいたいと心から思える発表会でした。14人の生徒のみなさん、素敵な発表会をありがとうございました!

方法はまだまだ検討中ですが、ぜひ今後もこのひまわり特別支援学校をはじめとする、障がいを持つ方々の頑張りを発信していきたいと思います。

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Kurita Seminar

Author:Kurita Seminar
関西学院大学栗田ゼミです。私たちの栗田ゼミの活動は、国内から海外まで幅広く行っています。海外では、アフリカへの貧困調査のためマダガスカル・セネガルに渡航したり、国内では、農業・観光・教育・中小企業などの社会問題に対しての活動を行っています。ゼミ生の日常もたくさん載せていくので是非ご覧ください!

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